【第二新卒女・転職体験記⑦】メーカーの海外営業職、二次面接落ち【英語面接撃沈で大ダメージ】

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無事一次面接を通過し、会社の東京の事務所で二次面接を受けました。

これから記載する二次面接では、

英語面接で撃沈してダメージを受けた上に、結局自分は転職活動の軸がブレブレだということを思い知り、

このままではどこも通らないのでは、と絶望せざるを得ませんでした。

完全敗北です。

一次面接のようすと志望理由は、前回の記事に記載しています。

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目次

エージェントと電話で作戦会議

私が一次面接で評価されたポイントについて、

エージェントが企業とやりとりした上で、見解を述べてくれました。

前回の面接で評価されたポイントがわかると、

次の面接でどのように自己アピールしていくべきか、方向性が見えてきます。

書類選考と一次面接での評価ポイントの推測

応募しているポジションでは、営業の仕事の他に、

輸出管理業務全般、通常総務等が担当するような身の回りに関する手配等、

ありとあらゆる業務をこなす必要があると一次面接で説明を受けました。

単に営業の素質がある人物というより、

マルチタスクが得意で、周りの細々とした業務を含め器用にこなす人で、

なおかつ英語ができる人を求めているであろうことをエージェントから伝えられました。

私は接遇や秘書業務を担当していて、

多数の案件を並行して手配することや、雑務を振られることに慣れており、

そこを評価されているのでは、という話でした。

確かに、他に書類面接に通って一緒に一次面接を受けた女性も、

旅行業界でさまざまな手配業務を担当していると話していました。

敢えて純粋な営業出身ではなく、雑務をやってきたタイプの人を欲しがっているようです。

実際の面接対策メモ

下記のような質問が来そうだから心づもりをしておくように、とエージェントからアドバイスをもらいました。

下記のアドバイスをもとに、回答を用意していきました。

・仕事で壁にぶち当たった時に、どのように主体的に動いてきたか答えられるように。

・希望として今の年収を伝えても良い。最低ラインも、多少は言っても良い。

・志望動機について深掘りして聞かれる可能性大。今の職務内容をどう活かせるか再度整理する

・なぜ営業をやりたいのか?「自分が自分が」にならないように、お客さま志向での考えを用意していくこと

⇨今やっている接遇業務と違って、営業は結果が数字で見える分、お客さまへの貢献度が具体的にわかってやり甲斐が上がる。

海外営業を希望するのは、営業をしたいからか、語学を使いたいからか?

⇨異文化と繋がりたい、日本の文化や技術を海外に伝えたいという希望がある。

それが海外営業とマッチしていることを伝える

・ニッチな業界だが大丈夫か聞かれそう

⇨今いる会社もニッチな業界なので、ニッチ業界ならではのやりがいを知っている。見えないところで様々な業界に関わっており、世の中への貢献度が高い。

・接遇力+英語力をアピールすると良い。

様々な国の顧客とコミニュケーションを取ってきたことを強みとしてアピールする

二次面接。いざ東京へ

面接は午後からでしたので、今回は一日だけ有給を取り、弾丸で東京へ行きました。

一応「東京オフィス」だが、なんか思ってたんと違う…

実際に勤務することになるオフィスで面接を受けることになり、電車を乗り継いで向かいました。

一応23区内ではあるものの、都心からやたらと遠く、

人気のない最寄り駅を降りると、住宅街しかない静かな場所でした。

事務所は地元の古い公民館のような二階建ての建物で、

「え、これが憧れていた東京??」となってしまい、着いた瞬間テンションだだ下がりです。

私は「キラキラの東京」に来たかったのであり、「ただの関東地方」に興味はありません。

生粋の田舎者なので、仕方ないよね!

田舎者丸出しですが、「東京オフィス」と言うと、

よくテレビで見る「新宿」や「渋谷」のような高層ビルだらけの、綺麗でなんとなくかっこいい場所で、

東京タワーでも眺めながら働けるものと思っていました。

田舎を出てキラキラOL生活を送る予定のはずが、これでは完全に頓挫です。

東京にもいろんな場所があるということを、その日初めて知りました(浅はかすぎる)。

日本語面接。ベストは尽くした

面接を受けた応接間のような場所も、古くて重苦しい感じがしました。

面接官は、エージェントからのメールで伝えられていた通り2人でした。

メインで質問してきた1人は直接の上司になる予定の、恰幅の良い40代くらいの営業部の男性、

もう1人はほぼ話していませんでしたが、大人しそうな50代くらいの管理部の男性でした。

営業部の男性はすごくハキハキとした話し方で、仕事ができそうでしたが、

話し方と面接での質問の鋭さから、高圧的な印象を受けました。

この人の部下になったら常に何かしら突っ込まれそうでビクビクするだろうな、という印象でした。

学生の頃の就活と違い、
転職活動では、面接の時点で上司が登場します。
上司を選べるのは良いですね。

最初に会社のパンフレットをいただきました。

コロナ禍のため、面接官との間にはアクリル板が立てられていましたが、

マスクを外すように言われたので少し驚きました。

面接前にお昼を食べて、歯を磨いていたので安心でした。

面接ではマスク着用の場合が多いとはいえ、このように外す場合もあるため、

歯ブラシを持参しておくと安心です。

面接に行く際の持ち物は、下記の記事にまとめています。

メインで話していた営業部の男性は非常に歯並びが悪く、

マスクを外してからはそこにしか目が行きませんでした。

コロナ時代ですので、マスクを外した時の口元の印象でびっくりすることは、あるあるかもしれません。

とはいえ、歯並びは今すぐどうにかできるものでもありませんので、

歯磨きだけでもしておいて、初対面での減点ポイントは極力減らしたいところです。

日本語面接では、エージェントからアドバイスを受けながら上記で準備していたことと、大きく外れたことは聞かれませんでした。

やってきた仕事をどうやって海外営業に活かせるのか?どうして営業をやりたいのか?については、

かなり鋭く突っ込んだところまで聞かれたので大変でした。

エージェントからは、「自分が自分が」にならずに極力お客さま目線で話すこと、とアドバイスをもらっていましたが、

この方向性で話すと反応も良かったので、これからの面接でも使えそうです。

また、ヨーロッパの顧客が多いらしく、

大学でドイツ語を専攻して留学経験があることもプラスに思われたようす。

手応えとしては、なんとか耐え切ってベストを尽くせた感覚でした。

全体的に面接官の反応も悪くなかった気がします。

ただ、「うちは給料は低いから」「給料はあまり上がらないが」と終始連発していたのが、かなり不安でした。

【悲劇】英語筆記試験&英語面接で撃沈

日本語面接の後は、英語の筆記試験でした。

問題を渡され、「まあ、〇〇大学卒ならこれくらい楽勝だと思います」

と言い残して面接官は部屋を出ていきました。

問題は、短文の英訳と和訳のみでしたが、問題数は時間に対してあり得ない(と私は感じた)ほど多く、

悲しいかな内容は普通に難しく、成す術がないので、空欄が目立つ状態で提出しました。

これでも全力で取り組んだ結果なので、本当にどうしようもないのですが、

テストを回収して私の回答用紙をチラッと見た面接官の顔には

「こいつ、経歴の割に全然だな」とはっきりと書かれており、この時点で急にメンタルが折れました。

それからは英語面接がスタートし、質問してくる面接官も相変わらず営業部の男性でした。

めちゃくちゃ綺麗で早口な、ネイティブのような英語でした。初めの質問はこれでした。

What’s your opinion about Black Lives Matter?

私「………!!!!?????」

いきなり時事問題についての思想を聞いてくるとは、完全に寝耳に水です。

思い浮かんだことは、恥ずかしながら

「そういえば、インスタで海外の友人が真っ黒の画面を上げていたなあ」くらいしかありません。

日本の若者としての悪いところが出ているのでしょうが、

言えるような意見すら何もなく、日本語で一言も思い浮かばないのだから英語で言えるはずもなく、

情けなくも、沈黙のまま時間が過ぎ去りました。消えたい。

呆れた面接官は、「質問の難易度を下げます」と言い、

「今日はどうやってここまで来ましたか?」と聞いてきました。

さすがに下げすぎでは?

しかし、これは外国語あるあるなのか私だけなのか不明ですが、

外国語を話す時の流暢さは、その時のメンタルの状況に左右されがちですので、

この質問ですら、しどろもどろに答えていた記憶があります。

微妙な雰囲気のまま、面接は終了しました。地獄です。

「交通費は次回の面接から支払います」とだけ言われました。

懸念点

英語がズタボロだった点は棚に上げて、懸念点が二つありました。

給与が低い。頑張れる気がしない

このポジションは出張が多くてハード、雑務も全部やる、貿易実務もやると説明を受けていた割には、

上記で触れたように「給与が低く、昇給もあまり見込めない」

と何回も言っていたことが気になりました。

地方配属ではあるものの業務はホワイト、給与もそれなりに良い今の環境を捨てて、

「憧れの東京感」のない場所で薄給で働きたいとは思えませんでした。

このポジションで女性を採るのが初だと言われた

転職したい理由として大きかったのが、

性別によってキャリアルートを制限されることなく、

男女が平等に活躍できる環境で頑張ってみたいという思いでした。

このポジションで活躍している女性も多いですかと逆質問で聞いたところ、

「海外営業で女性を採るのが初なので、女性のロールモデルになれるよう頑張ってほしい」と言われました。

望みは薄いです。

選考辞退。お祈りメールももらう

上記2つの懸念点を踏まえ、早速帰りの新幹線の中で「選考を辞退します」とのメールをエージェントに送りました。

向こうからもお祈りメールをいただくことは確実でしたので、

「どうせ振られるなら先に振って、こっちから振ったことにしておきたい」みたいな心境でした。

エージェントから厳しいメールをいただく【大ダメージ】

選考辞退しますと伝えてほどなくして、エージェントから

「企業側からも、採用を見送りますとのことです」と連絡がありました。

理由は案の定英語が全然ダメだったからとのことでした。

それよりダメージが大きかったのは、エージェントから

企業からのフィードバックを聞く限り、英語力が相当不足しているようなので、海外営業職で応募するのは今は諦めて、営業事務職で入社してそこからキャリアアップするのはどうか

と言われたことでした。

そこから返信する元気はなく、一旦燃え尽きました。

そもそも転職活動の軸がないことを自覚。このままではいけない

当時勤めていた会社では、文系で海外経験を得るためには海外営業ほぼ一択でした。

「海外で働いてみたい」という希望があったため、海外営業職に漠然とした憧れがありましたが、

業界と企業風土の古さゆえ、女性は営業職には就かせないというのが現状でした。

今回受けた企業は「今の会社と違って、女性の営業職を採る気がある会社なんだ」という、

ただそれだけの理由で、めちゃくちゃ魅力的に見えていただけだったのだと気づきました。

まずは営業事務職からチャレンジして、それから営業にキャリアアップしてはどうかとエージェントから言われましたが、

全くそのような気にはなれませんでした。

よく考えると、営業職自体、別にそこまでしてやりたい訳ではなかったからです。

自分は転職して何をやりたいのか、さっぱりわからなくなってきました。

次回の記事では、今回の企業と並行して受けていた、もう一社の企業について記載します。

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