約半年のあいだ仕事と勉強に集中し、力を蓄えたところで、転職活動を再スタートしました。
こちらの記事の続きです。
本記事では、外資系翻訳サービス会社に応募し、英語面接を乗り越え、
内定をチラつかせられるもはぐらかされ、その対応にブチギレるまでを記載します。
Linkedin経由でオファーをもらう
Linkedinのプロフィールを見てくれた人事担当者から、直接メッセージでオファーいただいたのが始まりです。
外資系企業に絞ろうと決めたところだったため、喜んで応募しました。
英文レジュメを提出
さすが外資系、英文のレジュメを送付するように言われました。
参考にしたのは、こちらのサイトのフォーマットです。
英文レジュメは簡潔に書くことが基本で、長さはA4のword文書一枚に収まりました。
秘書部時代の経験を活かせるポジション
英文レジュメを提出後、連絡をくれた女性の人事担当者と電話して
ポジションの詳細について教えてもらうことになりました。
会社自体は、企業向けの翻訳サービスを提供しています。
オファーされたポジションは、顧客と翻訳家の間に立ち、翻訳業務の進捗管理と連絡が主な業務でした。
秘書部時代に、顧客が工場に来訪する際の手配業務や、工場側と顧客側の間に立つ業務が多かったため、
経験を大いに活かせると感じました。
応募の時点で、年収をはっきり提示してくれた点も印象が良かったです。
勤務地は東京、外資系で、年収も上がると伝えられ、迷わず応募の意思を伝えました。
実際の面接メモ抜粋
人事担当と電話面談の三日後に、一次面接の案内がありました。
一次面接の日程は、電話面談の6日後に決定。
下記の内容で面接に備えました。
翻訳・言語サービスという事業内容に惹かれている。
「世界各地のビジネスをグローバル市場につなぐお手伝いをする」ことが、就活の軸でもあった。
何をやるかだけではなく、信じるもの、好きだと思えるサービスを売りたい。
この点、御社のサービスに合致する。
ポジションが、今までの経験にマッチしているので会社に貢献できる。
会社と顧客の双方のニーズを考える仕事をやっていた。
国籍や性別関係なく、活躍しやすい環境を求めている。
御社はダイバーシティを大切にしているのが魅力的。
知的好奇心。
仕事では、お客様満足のために、主体的に色々調べてきた。顧客の文化背景、必要とする技術など。
会社に親近感を感じてもらい、ファンを増やすための工夫を行ってきた。
仕事のために学んだり、積極的に調べたりできる好奇心は、
顧客のニーズを満たすためのリサーチ業務に活かせる。
一次面接。直属の上司と日本語面接
面接官は直属の上司になる人で、アメリカ在住の女性でした。
ZOOM面接です。
黒髪ロングヘアで、いかにも「海外在住のアジア人女性」感がありました。
日本語面接。リモートワークが大丈夫か執拗に聞かれる
面接は日本語で、志望理由や転職理由などの一般的な質問は、
滞りなく伝えられました。感触も良かったです。
女性である面接官自身が、家庭と仕事を両立してバリバリ頑張っていると話されており、
ぜひついていきたいと感じました。
ただ、「研修の段階からリモートワークになるが、大丈夫か?」とかなり気にしている様子だったのが引っかかりました。
当時勤めていたメーカー企業では工場勤務のため、リモートワークは未経験なので、
社会全体がリモートワークに向かっているのは理解しているし、未経験ですが適応するしかないです
としか答えようがありませんでした。
正直リモートワーク未経験云々よりも、研修で気にするべきことは
上司と常に14時間の時差があることの方じゃないのか?と思いました。
その場で二次面接の案内をもらう
入社意欲と「性別関係なくバリバリ働きたい」という熱意が伝わったのか、
次は上のイギリス人のマネージャーと英語面接ですと言われました。
これほどスピーディに選考が進む会社は初です。
後になって裏切られましたが…
二次面接。イギリス人のマネージャーと英語面接
一次面接終了後、すぐに人事担当者から連絡が来て
面接官の都合があり、二次面接は明日の夜ですと言われました。
急すぎて面食らいましたが、やるしかありません。
電話面接に向け、ガチガチに原稿を作成
夏に英語面接で失敗続きだったのは、準備せず丸腰で臨んでいたのが原因でした。
今回は電話面接ということもあり、ガチガチに準備します。
外資系を受けようと決めた段階から、英語面接が来ることは予測できていたので、
HelloTalkというアプリで手当たり次第に外国人に電話をかけ、
普段から英会話に慣れるようにしていました。
面接当日は「歯医者に行く」と言って、15時に仕事を抜けました。
面接に向けて、職務履歴書の内容、志望理由、転職理由など、
予測できる質問への回答と、話したい内容を全て英訳してプリントアウトし、
面接の時間までひたすら音読します。
「メモ程度に書いておけば大丈夫だろう」と自分の英語力を過信せず、
今回は徹底的に準備しました。
こんなに準備が必要だなんて、私の英語力はしょせんこの程度か…
と思いました。
でも絶対に外資系に行きたかったので、入社後の苦労が見えていようが手段は選びません。
ガッツリ原稿を読み、なんとか耐える
電話面接の相手は、明るくて早口な男性でした。
正直言っていることは半分くらいしか理解できませんでしたが、
「こういう質問ですよね?」と相手の言っていることを要約して確認してから、質問に答えるようにしました。
自然な感じを装いながら、ガッツリ原稿を読んでいきます。
想定していた以上のことを聞かれることはなく、準備してきた範囲内でなんとか乗り切りました。
現状、ダイバーシティが重視されない労働環境にいて、自分の力を発揮できていない。
一生懸命頑張って人の役に立っている状態の自分が好き。
のびのび働ける環境に身を置いて、好きな自分になりたい
という思いを話しました。
面接官にはちゃんと伝わったようで、とても好意的に接してくれました。
その後、あるまじき対応を受ける
二次面接までスムーズに進んだものの、ここからの対応が最悪です。
「レスポンスが遅すぎる」「不採用の事実をはぐらかしてフェードアウトする」
これだけは、採用担当者には絶対にやってほしくありませんでした。
完全に求職者を舐めています。
思い出すだけで腹が立ってきた
内定を匂わされ、一時有頂天に
二次面接の三日後、「採用を非常に前向きに検討しています」と連絡がありました。
さらに「採用後当面は在宅勤務になりますが、東京への引っ越しはいつにするのがベストですか」
「採用後、いつから勤務スタート可能ですか」
などと聞かれ、やりとりを継続していました。
さすがに、内定はほぼ確実だと思っていました。
転職先が決まりそうだと、大喜びで家族にも伝えてしまいました。
「現場が忙しくなった」と1ヶ月放置される
一通り質問に答えたあと、「今週は現場のチームが多忙のため、今後の予定については来週以降相談して連絡します」
とメールがありました。
来週になっても、再来週になっても、連絡は来ません。
「転職 こちらから連絡 何日後から」などとひたすら検索する日々。
2週間以上経過したため、「いつ頃お返事いただけそうでしょうか」とおそるおそるメールしました。
「再度現場に催促しましたので、もう少しお待ちください」と返事があり、また2週間連絡が途絶えました。
無礼極まりないメールをいただき、フェードアウトされる
結果についてようやく連絡があったのが、二次面接のちょうど1ヶ月後でした。
お世話になります。
結果のお知らせに時間が掛かっており、誠に申し訳ございません。
催促はしているのですが、社内事情でしばらく時間が掛かりそうです…
これ以上お待たせするのは大変心苦しいので、他社さんの選考が進んでいるようであれば
そちらを優先していただき全く問題ございません。
弊社でも状況が動き次第、またご連絡申し上げます。
何卒ご理解賜りますようどうぞ宜しくお願い申し上げます。
見た瞬間、一気にはらわたが煮えくり返りました。
求職者は、メンタルをすり減らしながらも
四六時中スマホを握りしめ、結果を待っています。
不採用は不採用で構わないのですが、言い訳して断言しない物言いに腹が立ちました。
傷つけないための優しさ?責任逃れでしょうか。そんなものは不要です。
やんわり断りながら、私をキープするような態度も許せません。
しかも、真面目なメールでその三点リーダーは何?
舐めているとしか思えません。
理性を失い、採用担当者と会社のHPに載っている連絡先に電話しましたが、
いずれも繋がりませんでした。
電話番号を公開しておきながら、勤務時間中に外部からの連絡を受け付けないのもありえません。
こんな無責任な会社、潰れてもいいと思います。
それからさらに4ヶ月後。
前回は社内事情で採用を保留してしまったが、また再開したので、まだ転職活動を続けているかどうかと
現在の住まいを教えてほしい
と同じ担当者からメール。
とっくに転職して、業務開始しているタイミングです。
呆れて言葉も出ず、当然無視しました。
次回に続く。
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