外資系企業に特化した転職エージェントからのサポートを得て、ここから転職活動を加速させていきます。
本記事では、エージェント経由で応募したアメリカの商社でのインサイドセールスポジジョンに応募し、二次面接で敗退するまでを記載します。
この企業とは、求人の紹介を受けてからお祈りメールをもらうまでの、19日間の付き合いでした。
いきなり社長面接から始まる、特殊な選考フローでした。
こちらの記事の続きです。
この企業は、このようなスケジュール感で選考が進みました。
マイケルペイジから求人を紹介される
マイケルペイジのエージェントから紹介された求人でした。
送ってくれたのは、前回の記事で面談してくれた人ではなく、その人の同僚のエージェントでした。この求人については、送ってくれたこの人とやりとりを進めていくことになります。
インサイドセールスのポジション
アメリカの商社でのインサイドセールスのポジションを紹介されました。この商社自体は大きな企業だそうですが、日本法人のメンバーはたった10名とのこと。
インサイドセールスとは、(インサイドじゃない普通の)セールスに渡す前の段階で、電話のみで顧客とやり取りする仕事です。
日本法人の人数が極端に少ない分、負担が大きそうでプレッシャーを感じるのに加え、未経験のセールス業務なのでチャレンジングです。でもその分ビジネスマンとしての力がつきそうなので、とても魅力的に感じました。
来日顧客接遇をしていたころ、顧客ともっと直接関わってみたいなあと思っていたので、この仕事に興味が湧きました。
エージェントから詳細を聞く
求人をもらい、「応募してみたいです」と返事した3日後、ポジションとレポートラインについて、エージェントが電話でさらに詳しく説明してくれました。
選考フローと面接官についてもこの時点で教えてくれました。この会社の選考は特殊で、一次面接が日本法人の社長による会社説明、二次面接が上司になる人による普通の面接、最終面接はシンガポールの支社にいる外国人の人事との面接だと説明を受けました。
通常は、人事→上司になる人→社長 の順だと思いますが、この会社は逆でした。特殊なケースです
エージェントとの電話の後、すぐに「書類選考を通過したので、一次面接の日程を調整します」とメールがありました。そのメールで、過去どんな質問をされたかまで共有してもらえました。
エージェントからのメール:
■○○社 1次・2次選考の過去の質問ケース
・雑談
・高校・学生時代・前職からの自己紹介
・過去の仕事内容と詳細について
・前職、前々職の転職理由(過去に勤務経験があれば)
・現在の選考状況
・どういうクライアントと働いている?
・二択質問(リーダーとして引っ張るタイプorみんなで協力するタイプ? 、多人数が好きor少人数が好き? 、 一人の時間が大事orみんなといる時間が大事?)
・趣味は?
・○○社の会社と仕事の紹介
・○○社の仕事の大変な所の紹介(納期や売上のプレッシャーが強い、業務内容と量が多い)
・ストレス耐性、マルチタスク処理は大丈夫か?
・志望理由
・質疑応答
等
以上です。当日はどうぞよろしくお願いいたします。
この情報をもとに、面接に向けて準備しました。
一次面接の会社説明だけど、面接官が社長…?と考えると、どんな感じの面接になるのかイメージが湧かず少し緊張します。
ZOOMで社長と一次面接
一次面接は、リモートで行われました。時間は30分ほどでした。
一方的に会社説明を受ける
面接官である日本法人の社長は、50代くらいの優しそうな男性でした。いい人そうだなというのが、話していて十分に伝わってきました。
質問はほとんどされず、9割くらいは一方的に仕事の説明を聞いている時間でした。
顧客へのコンタクトから見積もり、入金確認まで担う仕事だそうで責任は大きそうですが、商売の流れが把握しやすく、スキルが身に付きそうなポジションだと感じワクワクします。
「インサイドセールスとして入社して、その後役員まで上り詰めた人も多くいる」とおっしゃっていて、キャリアパスが開かれていそうなところもかなり魅力的でした。
リモートワークと出社をバランスよく使い分けている会社だそうで、面接官も家からZOOMを繋いでいました。背景まで写り込んでいましたが、かなりがらんとした部屋で、「成功している人って、スッキリした部屋に住んでいるミニマリストが多いのかな…」などとぼんやり考えたりもしながら、話を聞きました。
扱っている商材はケーブルなど、ITインフラに関わる製品だということで、私がITパスポートを取得していることに食いついてきたのが印象的です。
誰にでも取れる雑魚資格(失礼)なので取ってみただけだったのですが、思いがけず褒められて驚きました。取っておいて良かったです!
話を聞いてばかりだったので、この面接で私の何をチェックされたのだろう、と逆に不安になる面接でした。
面接の1時間後、通過のお知らせをもらう
面接が終わった1時間後くらいに、エージェント経由で一次面接通過のお知らせをもらいました。
「何で判断されたのかよく分からない面接だった」と話したところ、エージェントは、
「インサイドセールスは電話越しでの話し方や印象が大事なので、そこの適性を見ていたのだと思う。印象が良いかどうかは会話したらわかる。色々な人を見てきている社長が、あなたにある程度適性があると判断してくれたということだから、自信を持って」と言ってくれました。
とりあえず通過して嬉しいので、自信を持って次の面接に臨むことにします。
ZOOMで上司になる人と二次面接
二次面接は、一次面接の日の3日後に設定されました。
どうでもいいのですが、この日は私の誕生日でした!
他にも数社並行して受けていて、転職のことで頭がいっぱいで精神的に余裕のないバースデーでした。。
今度はガッツリ面接。手応えは良かったはず…
面接官は直属の上司になる予定の人です。一次面接の面接官と同じくらいの年齢で、日本人の男性でした。この人もすごく穏やかだったのと、あとは眉毛が太かった印象があります。
この面接では、ガッツリ色々と質問されました。とはいえ、エージェントから事前にもらっていた内容と大きく外れることは聞かれなかったので困りませんでした。
自分の力は十分に出し切れたと思います。
やはりこのポジションの仕事は大変そうですが、この人が上司なら無駄なストレスなく働けそうだし、ぜひ頑張ってみたいという前向きな気持ちでした。
二次面接から8日後、お祈りメールをいただく
面接が終わってすぐ、面接で聞かれた内容をエージェントに報告しました。
それから4日後くらいに、「来週中には結果もらえるそうです」と連絡があり、結局二次面接の日の8日後に、ダメだった旨メールをもらいました。
理由は、「より条件に合致する候補者がいたから」とのこと。何回これ言われるんだろう。
穏やかなおじさんの面接官に当たって、こちらは手応えがあったように思ったのに、日数をおいてお祈りされる。
この感じ、転職活動を始めたばかりの頃に受けた、あの海運業界の会社を思い出しました。
割と入社意欲が高まっている状態で落とされてしまったので、少しはショックでしたが、以前のような暗中模索しているような不安感はありません。
今の私だったらきっともうすぐいい企業に出会えるだろう、という微かな自信があったので、すぐに立ち直ることが出来ました。
次回に続きます。
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