近年、終身雇用制度崩壊の風潮から、会社員として勤め続ける以外の多様な選択肢が生まれています。
副業ブームが話題になっていたり、フリーランスとして会社に縛られない働き方を選ぶ人が増えていたりしますよね。
そんな中、注目を集めているのがWebライターです。
「Webライターの魅力」をテーマに、当ブログの管理人であり、Webライターの世界に踏み入れたばかりのマボと対談していただくのは、専業ライターのヨシキさんです。
1989年生まれ。千葉県出身
2012年4月- 新卒でライフライン関係の営業職
2013年4月- 大手コンサルティング会社の営業職
2021年3月- 副業Webライター開始
2022年 専業Webライター
ヨシキさんはとても爽やかで気さくな方で、取材前の緊張は一気に吹き飛びました。
お仕事についてキラキラした目で話すヨシキさんは、私が目標としている「好きなことでお金を稼ぐ」ことを見事に体現されています。
大きな苦難を乗り越えて、第一線で活躍される先輩ライターのお話は、本当に勉強になることだらけでした。
(文・ヨシキさんの写真:マボ)
取材日:2023年2月15日
自分の「得意」を売りたかった。それを実現できたのがWebライター
ーー本日はインタビューの機会を作ってくださり、ありがとうございます。まずは、ヨシキさんがWebライターを目指したきっかけを教えていただけますか?
ヨシキ:自分の力を高めて、得意なことでお金を稼いでみたいと思ったのがきっかけです。
子供の頃から、けっこうダラダラ過ごしていたところがあるんですよ。
例えば、高校の部活にも適当に入って幽霊部員をしたり、大学も特にサークルにも所属していなかったり(笑)
家に帰ってもひたすらにゲームをしていることが多かった。
そんな中、30代に入って初めて、「なんだかもったいないな」と思い始めたんです。
ココナラのCMで、「得意を売り買い『ココナラ』」と言っているのを聞いた時に、「このままだと自分は一生買う側だなあ」と思って。
何かしら、自分が得意を売る側になって、他人に影響を与えてみたいと漠然と思ったことがきっかけでした。
ーー文章を書くことが元々得意で、ライターの道を選ばれたんですね。
ヨシキ:そうですね。文章を書くのが好きでした。
友人とテキストコミュニケーションを取っている時に、僕が送った長文が読みやすいと褒められることがあったり、ちょっとしたストーリーを書くのが楽しかったり。
それで、文章に関わる仕事を探しました。
初めはブログが目についたんですが、ブログだと収益に結びつけるのはなかなか難しい。
「得意を売り買い」の「売る」で考えると、まさに文章を書いて売るライターの仕事が僕にぴったりでした。
専業ライターへの転身のタイミングは、向こうからやってきた
ーーどういうタイミングで独立しようと決意されましたか?
ヨシキ:ライターを副業として続けていた時は漠然と、今後独立できたらいいな、くらいに軽くしか考えていなかったんですね。
2022年に、目の病気を経験しました。
日光に当たると目が痛くてたまらなくなって、それで会社を1ヶ月ほど休んだことがありました。
当時営業の仕事をしていたので、これじゃ仕事ができないって悩んだ時期があったんです。
一旦回復したのですが、数ヶ月後に再発しちゃって、3ヶ月くらい休職しました。
ちょうどそのタイミングで、「よし、独立だ」と。これも巡り合わせなのかなと思って、行動に移しました。
ーー良い巡り合わせを引き寄せられた理由はありますか?
ヨシキ:やっぱり、ライターの仕事を継続していたということですかね。
副業でライターの仕事を2年近く続けていたのが、今回こうやってタイミングとして花開きました。
何かをやり続けて、行動を起こしていることが大切だと思います。
副業ライターは、とにかく時間を作ること。会社の仕事を全力で終わらせろ
ーー会社員時代は営業職で、ものすごく忙しかったと思うのですが、どうやって副業の時間を捻出されていましたか?
ヨシキ:一刻も早く帰って時間を作らないといけなかったので、副業を始めてからは自分の思っている1.5倍のスピードで手を動かす意識をしていました。
いくら忙しくても、時間を作れる余地は絶対にあると思うんです。
気持ちを作るという面もあります。「あの仕事が残っているから、明日やらなきゃな…」と本業のことが頭によぎると、集中できなくなるんです。
それって実は副業の時間が作れていないのと同じことなんですよね。
ーー本業に全力で取り組むことが大切ですね。1日にどのくらい時間を作っていましたか?
ヨシキ:毎日5時には起きて、朝2時間は必ずやるようにしていました。
仕事から帰ってきてからは疲れているので、夜のライター業は早めに切り上げて寝て、翌朝に集中してやるパターンが多かった。
平日はこのような感じで、1日2、3時間くらい取っていました。
一番好きだったのは土曜日の朝です。誰もいなくて、明日も休みでメンタルがめちゃくちゃ安定する時間帯にバーっと書き上げることが多かったです。
ーー最近話題の「朝活」ですね。
ヨシキ:「朝活するぞ」と意識していた訳ではなくて、脳みその状態的に朝やるのが一番いいので、効率を考えれば自然とこうなりました。
そもそもWebライターの仕事が楽しいから頑張れました。
営業の仕事は嫌いではなかったのですが、ライターの仕事の方が12倍くらい楽しい(笑)
楽しくて、ちょっとニヤニヤしながら書いていることもよくあります。
人生で無駄なことが、何一つなくなる。それがWebライターの魅力
ーー本業より12倍楽しかったWebライターの仕事が、今や本業になったのですね。そんなWebライターの魅力を教えていただけますか?
ヨシキ:人生の全ての経験が力になってくれるんです。
例えば、タイムイズマネーの観点から考えると、友達と飲んでる時間って損失の時間だと言われることもあるじゃないですか。
でも、その飲み会で話した話題とか、新しく得た知識を使えるのがライターの仕事なんです。
電車で移動中に広告を見て、インスピレーションを得ることもあります。
1万字を超える記事を書いていると、言葉が尽きてくることがあるんですが、昔漫画で見たフレーズが突然降ってきたり。
その表現を使って、クライアントから褒められたこともあります。
マッチングアプリで変な人に会いましたよ、っていうのも立派な経験で、記事として需要があるんですよね。
ライターをやっていると、本当に人生で無駄なことがないんです。
ーーなんだか、スティーブジョブズの演説を思い出しました。人生の色々な点と点が繋がって、大きな成果を生み出す、みたいな。
ヨシキ:まさにそうですね。
もう一つは、一般的に言われることですが、時間と場所を選ばないことも魅力です。
労働時間に縛られる会社員と違って、今仕事したいなっていうタイミングでパソコンを開いて、気乗りしない時はベッドの上にいて良いですし、メリハリを持ってできるんですよね。
自由に動けるので、平日に旅行することだってできます。
専業Webライターのリアルな1日の過ごし方
ーー専業Webライターになってから、どのように1日を過ごしていますか?
ヨシキ:私のリアルな過ごし方を紹介しますね。
起きたらすぐにパソコンに向かって仕事を開始
会社員は9時から仕事開始なのに、自分はもう仕事始めていてすごい!っていう最高の気分になれるんですよね。
頭がクリアなので、構成を練ったり、記事を書いたりすることに注力
12時くらいに昼食。食後に眠気を感じたら、昼寝でリフレッシュ
最新の情報のインプットや、資格の勉強
家にこもって仕事をしていると、どうしても世間と離れがちになるので、ニュースを取り入れるなどの時間は絶対に作るようにしています。
納期によっては、夕食の時間帯までもう一度集中して執筆
日によっては執筆を続けるが、ドラマを見るなど自由に過ごすことも
ーー自由にスケジュールを決められる分、自己管理が大変そう。
ヨシキ:確かにフリーランスはそういう面で大変ですが、ライターは納期があるから緊張感とモチベーションを保てるんです。
僕個人的には、フリーランスには向いていないけれど、ライターには向いていると思っています。
焦らず、己の限界値を上げていく。プロのライターとして、さらなる高みを目指す
ーー今後のキャリアの展望を教えてください。
ヨシキ:3つの柱を考えています。1つ目の柱は、やはりWebライターで、これが6割。
自分の興味のあることについて、自由に書き続けたいです。
2つ目の柱は2割、こういったインタビューに力を入れていきたいと思っています。
たまにこうして外に出て、色々な人からの知見をもらって社会と直接繋がりたい。
残りの2割である3つ目の柱は、編集プロダクションでのお仕事を考えていますね。
最新の情報をキャッチしつつ、腕を磨きたいです。
ーー最後に、Webライターを志す人にアドバイスをお願いします。
ヨシキ:まずは少ない案件に全力を注いでみてください。
とりあえず色んなものに手を出して、もうこれでいいやっていうものを提出していても、自分の限界値は上がらないので。
あとは、継続することですね。
まだ収入が低かろうが、とにかく活動を続ければ「私は1年ライターをやっています!」という実績になりますよね。
自信にも繋がるので、継続してやってみてください。
ーー本当に勉強になりました!本日は、お時間を作っていただき、ありがとうございました。
ヨシキさんのポートフォリオと、お仕事依頼はこちらから。
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