【第二新卒女・転職体験記⑨】ITコンサル国際事業開発職、最終面接落ち【入社2年目夏。燃え尽きた】

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春から転職活動を開始し、初めてピンと来る企業に出会い、気持ちは最高潮でした。

今回は、二次面接と最終面接に進んだものの最終面接落ちし、

一旦転職活動に燃え尽きるまでを記載します。

こちらの記事の続きです。

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目次

二次面接準備

人事部の社員との一次面接から5日後に、通過のメールをもらいました。

二次面接の日程は、通過のメールをもらった日の10日後に決定。

次の面接官のフルネームと所属、

その面接官が会社のホームページ内で書いている記事のURLを併せて送ってきてくれました。

事前に面接官の詳しい情報をもらえるのはありがたいです。

面接官を徹底的にネトスト。調べ上げる

二次面接の面接官は2名で、2人とも若手の女性のようでした。

事前に送ってもらっているサイトには、2人それぞれの仕事内容や経歴、

仕事に取り組む姿勢など情報が盛りだくさんでした。

この企業は本当に志望度が高く、何としてでも次の最終面接に繋げたいため、

本名から検索して可能な限り情報を集めました。

会社のホームページ以外では、Linkedinのアカウントくらいしか見つかりませんでしたが、

その会社のホームページから相当な情報が得られました。

ブログのような形式で社員個人や事業について多く紹介しており、

当時私が在籍していた大手メーカーとは、その辺も随分異なります。

業界の違いや会社の新しさ、規模の小ささから、

顧客に対する会社の見せ方やアプローチの仕方が違うようでした。

BtoBのメーカーではなく、BtoC要素の強い事業をしているという点も大きそうです。

実際の面接メモ抜粋

志望理由①

事業自体に惹かれた。

世界中のお客様と関わる中で、今の会社の業界が世界のマーケットでの立ち位置を、

書籍等で勉強するようになった。

アジアの新興国の製造業が台頭してきたことを受けて危機感があり、

AIやIT方面との接続に力を入れている。

それを知り、ハードよりソフトに関心を持つようになった。

御社は人の経験とITの接続をビジネスとして行なっており、

さらに一歩進んだ世界を見れるように思った。

志望理由②

チャレンジングな環境に魅力を感じた

製造業とは性質が異なり、これから伸びていく業界である。

現職の企業は既にグローバル市場を獲得しており、

トップの指示を粛々とこなしていくことを求められるが、

御社では、これから開拓していける業界での国際事業開発をチャレンジできるため、

自分の意志と行動力が必要になると思う。

その分、今とは違ったやりがいを得ながら働ける。

活かせる能力①

知的好奇心。

お客様満足のために、主体的に色々調べてきた。その姿勢はリサーチ業務に活かせる。

活かせる能力②

コミュニケーション能力

多種多様な国のお客様と関わってきた。

社内外で色々な種類の人と関係を築ける対人折衝能力がある。

仕事での人間関係の大切さを実感した経験もあり、

他人を巻き込んで円滑に業務を進める能力がある

活かせる能力③

メーカーでの経験

今の業務の特性上、現場の技術者や執行役員等、

多様な社員と普段から関わってきたため、

一つの企業ではあるが、メーカー企業全体のことを大体把握している。

御社のクライアントには製造業も多いため、クライアントの悩みを具体的に想像しやすい。

上記をベースにして、所々面接官について得た情報を絡めながら話すことにしました。

コンプラ上、内容はここには書けませんが、

面接官への質問を限りなくたくさん用意して行きました。

ZOOMで二次面接

面接官は予告されていた通りの2名の女性で、

順番に画面上に現れて、一人一人と面接しました。

2人ともラフな格好をしていて、1人は耳の軟骨に目立つピアスをしており、

社風の差を感じました(良いとも悪いとも言いませんが…)。

2名ともとても明るくて話しやすい人物でした。時間は90分程度。

面接官の経歴について、事前にかなりの情報を得ていましたので、

私の自己アピールもしつつ、それに絡めながら、

半分くらいは逆質問に持っていくように心掛けました。

事前に面接官個人に興味を持ってめちゃくちゃ調べたことを全面に出しつつ、

面接官をできる限り持ち上げて、考え方や実績を褒めまくる作戦です。

この作戦はかなり上手くいったように感じました。

やはり面接官も人間です。

若くして実績を残しているバリキャリタイプの女性でしたので、

性別でキャリアルートが制限される会社なので、やりがいを感じられず、無駄なストレスが多いので転職したい

と話したところ、一緒に憤慨してくれたところが印象的でした。

今の会社で感じている違和感は決して間違っていないとわかり、少し救われました。

突拍子もない質問をされるようなこともなく、作戦通り進み、無事終了。

手応えはかなり良かったです。

二次面接通過!最終面接の準備

二次面接の5日後、選考通過のメールをもらいました。

最終面接の日程は、二次面接の日のちょうど2週間後で決定。

前回と同じく、次の面接官の役職とフルネームをいただけました。

執行役員が男性と女性各1名ずつ、そしてCEOの女性が面接官です。

HP、インタビュー記事、ツイッター。引き続き面接官を徹底的にネトスト

特にCEOに関しては、調べれば調べるほど情報が得られます。

会社のホームページの記事、ネット上のインタビュー記事、

本人のツイッターアカウント、Linkedinなど、あらゆる方面からネトストを行いました。

特にツイッターはたくさん投稿されており、人柄や考え方が見えてきました。

「こういう考え方の人は嫌いそうだな」など大体見えてきますので、

逆質問の内容を考えつつ、面接でどういった方向性のキャラ作りをして臨むべきか、抜かりなく研究します。

特に偉い人の場合は、面接では緊張しますが、

今回のように情報がネットに落ちていることも多いですので、

事前のリサーチを徹底的に行えました。

役員とCEO相手の逆質問は少し工夫

二次面接は若手の社員でしたので、逆質問では、仕事をする上での価値観やキャリアについて中心に質問しました。

今回は経営陣なので、聞く内容の性質を少し変え、

人としての生き方そのものや、キャリアの話よりさらに広げて

経営に関するところの質問を用意。

例えば、CEOに対しては、

「新しい事業を世に出すイノベーターとして、事業が社会に及ぼすリスクについて倫理的にどうお考えですか」

という質問を用意して行きました。

面接官を褒めまくって媚を売る作戦は、流石に経営陣相手だと色々と見抜かれそうな気がしたので、

今回は意識していません。

ここで、経営陣と話す際の逆質問のアイデアをくれた書籍を2冊紹介します。

間接的ではありますが、面接で話すネタのヒントになりました。

一冊目

二冊目

二冊目は直接ビジネスには関係ありませんが、シンプルに面白いのでおすすめです。

「革命とは」「倫理とは」といったテーマが含まれており、

これはビジネスにおいても大事にされるべき観点のはずです。

いざ、ZOOM最終面接

強そうなCEO(画像はイメージです)

面接前夜は、面接開始に遅刻して落ちる夢を見ました。

緊張と、何としてでも通過したいという気持ちが強すぎて、落ち着きません。

前回の面接と同じ形式で、面接官が順番に画面上に現れて、

1人ずつと面接を行う形式です。

2名の執行役員との面接は軽めで、最後のCEOとの時間が長めに取られました。

時間は90分程度。

CEOの女性は、リモート面接にも関わらず、なぜかマスクをしていて、表情が全く読めず不安でした。

こちらはリモートだからこそ意識的に表情を明るくしたり、

リアクションを大きくしたりと色々と気を遣ってるんやが…という気持ちはなきにしもあらず。

面接自体は、緊張はしましたが楽しかったです。

「全てを手に入れた強い女性」という感じがものすごく、

ぜひこの人のもとで働きたいと思いました。

当時在籍していたメーカーは、

「夫がメインで働き、妻は家計の足しのために補助的な部署で働けたらOK」

というのを大前提とした上で、「女性の働きやすさ」を語っていました。

今回このCEOと話してわかったことは全力のビジネス、結婚、育児の全てを妥協することなく手に入れて、

こなしている女性が、実際にいるということ。

その下で働く社員にも、性別関係なく活躍できる環境が用意されていることがとても魅力的に見えました。

この会社でなら、今の会社と違って、

ロールモデルにできる女性に出会えるに違いないと確信しました。

こういうスタンスの会社が存在するんだと思えるだけで、

社会に対して希望が湧きました。

最終面接落ち。燃え尽きる

結果が気になって気になって、Gmailを開いては閉じるを繰り返す生活を送っていましたが、

最終面接の8日後に結果の連絡がありました。

面接を踏まえまして、様々な部署でのご活躍の可能性を慎重に検討いたしました結果、誠に残念ながら今回は期待に添えかねる結果になりましたことをお伝えいたします。

期待値が高かった分ショックは大きく、体が冷たくなっていく感覚がありました。

元々はそっちがスカウトしてきたくせに、最終面接で落とすんかい!

これまで受けていた企業全ての手札を失い、これまで面接続きで多忙だった疲れもあり、

一旦完全に燃え尽きてしまいました。

その日の夜に、転職活動のことを言っていた数少ない同期の1人と星を見に行きましたが、

途中で大雨に見舞われ(幸先が悪すぎる)、

仕方なく引き返して、焼き肉を爆食いしながら愚痴をこぼしました。

本当は、転職のことを同じ会社の人に言うのは良くないですが、

優しく話を聞いてもらって心底救われました。本当に感謝です。

次回に続く。

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